2019年夏・東北② 8月7日(1) 松島 遊覧船・松島島巡り観光船

この記事は2019年8月現在の内容です。


8月7日

2日目は、松島の遊覧船に乗るために松島海岸駅へ向かいます。
これまでにも何度も遊覧船には載っているのですが、個人的にも外すことができない場所です。

震災の年。「東北に行きたい・・・」と思っていた私ですが、反対に「今、訪れることで迷惑になったらどうしよう。」「不謹慎と言われたらどうしよう・・・」とも思っていました。それほどに「不謹慎狩り」ともいえる世の中だったのです。

そのような情勢の中、ふと検索中に見「運航再開。ぜひ来てください!」という松島の遊覧船のブログ記事をみつけました。現地の方が言っているのですから、仮に誰かに文句を言われても反論できます笑。人生で3回目の東北。震災後、初めての東北であり、東北にはまるきっかけでもありました。

そんなわけで、松島の遊覧船です。

2020年に新造船 仁王丸が誕生したようですが、私が訪問した時は旧仁王丸が最大級の遊覧船として運行されていた時期でした。かつてはカモメへの餌やりで有名でしたが、鳥害による松枯れ等のため、現在は禁止されています。
(のちに訪れた岩手県の浄土ヶ浜遊覧船は”うみねこパン”の餌付けが許可されていました。餌付けしたい方はこちらをチェック。ただし令和3年1月11日で廃止とのことです。なんと!)。

ご承知の通り松島海岸も震災により大変な被害を受けました。しかし壊滅的な被害にならなかったのは、多くの島々が天然の防波堤・防潮堤となり、津波の威力を削いだからともいわれています。

 

遊覧船乗り場から少し歩くと、公園の復興工事と松島離宮の復元工事が行われています。

その傍らに石碑が。近づいてみましょう。

この石碑は兵庫県ボランティアによって建てられたもので、震災発生から2千日の2016年8月30日に寄贈され、3千日(2019年5月28日)の節目に合わせ建立されました。私が訪れたのは8月なので、ほぼ2か月前です。

「寄贈は、松島町が震災直後の11年3月19日、混乱する被災地の中で、最初に兵庫県のボランティア先遣隊を受け入れた縁による」と当時の記事に掲載されています。

関西広域連合の災害支援で、兵庫県はカウンターパート方式により宮城県の支援を行っていました。
N-mixのある姫路市は、宮城県石巻市を支援しており、震災をきっかけに相互交流が続いています。

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