台風情報(台風経路図)のみかた
熱帯低気圧が台風になった場合、気象庁から台風情報が発表されます。
この情報を定期的に確認することで、台風の予想進路・時間・勢力を知ることができます。
台風の実況
気象庁では、3時間ごとに台風の実況を発表しています。台風の実況の内容は、
- 台風の中心位置
- 進行方向と速度
- 中心気圧
- 最大風速(10分間平均)
- 最大瞬間風速
- 暴風域
- 強風域
です。
台風の経路図
台風の中心位置を示す「×印」を中心とした赤色の太実線の円は暴風域です。
暴風域では、風速(10分間平均)が25m/s以上の暴風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を示しています。この円内では、いつ暴風が吹いてもおかしくありません。
黄色の実線の円は強風域で、風速(10分間平均)が15m/s以上の強風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を示しています。
また、青い線は現在までの台風の経路を示します。
台風の予報
気象庁では、台風の1日(24時間)先までの12時間刻みの予報を3時間ごとに発表し、さらに5日(120時間)先までの24時間刻みの予報を6時間ごとに発表しています。
予報の内容は、各予報時刻の台風の中心位置(予報円の中心と半径)、進行方向と速度、中心気圧、最大風速、最大瞬間風速、暴風警戒域です。
破線の円は予報円で、台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。台風の大きさの変化を表すものではありません。
予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70%です。また、予報円の中心を結んだ白色の点線を表示することもできますが、台風の中心が必ずしもこの線に沿って進むわけでないことに注意してください。予報円の外側を囲む赤色の実線は暴風警戒域で、台風の中心が予報円内に進んだ場合に5日(120時間)先までに暴風域に入るおそれのある範囲全体を示しています。
さらに、台風が日本に接近し、影響するおそれがある場合には、台風の位置や強さなどの実況と1時間後の推定値を1時間ごとに発表するとともに、24時間先までの3時間刻みの予報を3時間ごとに発表します。
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